夢をつなぐ、未来をつなぐ、笑顔をつなぐ「新潟日報 メディアシップ」
新潟日報オピニオン面「風の案内人」筆者の憲法学者、田村理さん(柏崎市出身)を迎え、憲法を考えるイベントを開きます。田村さんが、憲法の「個人」「自由と権利」「代表」といった言葉から見える私たちの社会について講演します。県内の女性劇団blueジーンズによる、「男女平等」を憲法に記した米国人女性、ベアテ・シロタ・ゴードンさんを題材にした演劇もあります。
日 時:2018年3月11日(日) 午後1時15分~3時30分(開場は午後1時)
会 場:新潟日報メディアシップ2階日報ホール
内 容:
●田村さんの講演
「憲法の『ことば』から見える私たちの社会」
●劇団blueジーンズの演劇
「 普通の女の時間です。
~ 1945 年のトップシークレット~」
〈田村 理 さん〉
たむら・おさむ 1965年、柏崎市生まれ。専門はフランス憲法史。福島大助教授、専修大教授などを経て、明治大准教授。著書に「国家は僕らをまもらない」(朝日新書)、「僕らの憲法学」(ちくまプリマー新書)、「日本政治のオルタナティブ憲法を使え!」(フィギュール彩)など。
〈劇団blueジーンズ〉
2007年に女性だけで結成。パート労働やDVなど女性の身近にある問題をテーマに、喜劇タッチの筋立てで上演。今回は「男女平等」を憲法に起草したベアテさんの思いと、高度成長期から現代まで日常を生きる「普通の女」の奮闘を、時代を超えて交錯させ描く。
ベアテ・シロタ・ゴードン(1923-2012)
ウィーン生まれ。5歳の時、両親と来日し、東京で少女時代を過ごす。39年に単身渡米。戦後、22歳で連合国軍総司令部(GHQ)の民政局スタッフとして再来日し、憲法の人権条項作成に携わる。
自分が草案を書いたことは約半世紀、明かさなかった。帰米後も日本の文化発展に関わる活動に尽力。